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minori_0009Wind −a breath of heart− Re:gratitude【初回300円OFF】結城辰也 庄名泉石

Wind −a breath of heart− Re:gratitude

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レビュー 5.00
発売日2019-04-12
作者結城辰也 庄名泉石 
ジャンル幼なじみ ノベル 恋愛 デモ・体験版あり アニメ化 DL版独占販売 学園もの Windows10対応作品 CGがいい キャラクターがいい シナリオがいい ツインテール 音楽がいい 初心者おすすめ 世界観がいい  初冬の最大20%ポイント還元キャンペーン FANZA GAMES(アダルトPCゲーム)で使える最大90%OFFクーポン対象 3作品以上で使える10%OFFクーポン【割引上限額あり】【何回でも利用可能】対象 
メーカーminori 
品番minori_0009

※本作品は本編とファンディスク同梱版となります。

<<01>>
8月のある日。

どこまでも蒼く晴れ渡る夏空の下、丘野真(おかの まこと)とその妹・ひなたは、人影もまばらなローカル線のボックスシートで、互いに向かい合って揺られていた。
車窓を流れる景色を見てはしゃぐ妹と、眠さの為適当にその相手をする兄。それはどこにでもありそうな、ある夏休みの光景だった。

二人が向かうのは、彼らの生まれ故郷・風音(かずね)市。
家の都合から、十数年前に離れたこの街へと再び戻るところだった。生まれ育った街にあるのは、おぼろげな記憶。引越す時に女の子と交わした約束と、一緒に渡したハーモニカ。
そんなことをうっすらと思い出しながら、真は妹の声を聞き流し、レールの通過音に誘われるまま、浅い眠りについた。


<<02>>
それから半年後。

故郷の学園に編入した彼らは、お調子者の同級生・橘勤(たちばな つとむ)やその幼馴染み、紫光院霞(しこういん かすみ)と共に、ごく普通に楽しい学園生活を送っていた。
ただひとつ、変わった点といえば、彼らを含め、風音市に住む人々は皆、ちょっと不思議な「力」を使えるということ。
少し高く飛び上がれたり、そよ風を起こしたりといった、本当に小さなものではあったのだが。
編入してすぐに知り合った悪友・勤のお陰もあって、真とひなたには否が応でも友人が増えてゆく。

なぜか隣接して建っている隣の学園に通う、藤宮望(ふじみや のぞみ)とわかばの姉妹や、彼女達が仲良くアルバイトをする喫茶店のマスターもそうだった。
そんな中、彼らが出会ったのは、一人暮らしで小さな雑貨店を営む女の子・月代彩(つきしろ ひかり)。
他人に対してかたくなに心を閉ざし、いつも無感情に振舞う彼女は、どことなくこの風音市という街に似た、不思議な雰囲気を持ち合わせていた。
それは彼女の売っている、あまりに奇妙な商品からくる印象なのかもしれなかったが。


<<03>>
そんなある日のこと。
真は忘れ物に気付き、放課後の学園へと足を向けていた。
夕陽がオレンジ色に照らす校舎内でふいに彼が耳にする、ハーモニカの音。そのメロディは、記憶のどこかにしまっていた幼き日の母の思い出と、もうひとつの想いを彼に思い起こさせる。
ハーモニカの音色に誘われるまま、隣の学園へと向かう彼は、夕暮れの中、ひとりの少女と出会った。

「想いは、遠く離れてても届くんだよ。そして想いを無くさない限り、また会えるの。…今、私たちがこうしているようにね」

そう言って微笑みながら真の方を振り向いたのは、思い出の中、こちらを見てにっこりと笑っていた少女。かつて離ればなれになった幼馴染み・鳴風みなも(なるかぜ みなも)だった。
それぞれの思いを胸に、学園生活を送る真とその友人達。
不思議な街を舞台に、彼らの物語が今、そのはじまりを告げようとしている…。

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